外国人材の受け入れ体制、整っていますか?
人手不足が深刻化するなか、外国人材の雇用に踏み切る企業が増えています。
人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)の活用を

石井 隆介
「文化や言語の違いにどう対応すればいいのか分からない」「現場での指導体制に不安がある」といった声も少なくありません。
こうした企業を支援する制度として注目されているのが、「人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)」です。
この制度は、外国人労働者を雇用している事業主が、就労環境を整備するための取り組みを行った場合に、最大80万円の助成金が受けられるというものです。
厚生労働省のパンフレットでは、支給対象を以下のように明確に定義しています
助成対象となる取り組みの例
- 就業規則や労働条件通知書の翻訳(母国語対応)
- 外国人労働者向け相談体制の整備(社労士など専門家の活用も可)
- マニュアル・指示書などの多言語化
制度導入に対して一律20万円、加えて環境整備項目に応じて加算され、合計で最大80万円の助成が可能です。
文化・言語・慣習の壁を超えて、外国人材に「ここで働き続けたい」と思ってもらえる職場づくりは、これからの人材戦略に欠かせません。外国人労働者の活躍が期待されるいま、自社の受け入れ体制を見直すよい機会として、この助成金の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
来年にはなくなっているかもしれない助成金です。
以下、厚労省のサイトです。
人材確保等支援助成金(外国人労働者就労環境整備助成コース)|厚生労働省
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