8年越しに再びつながったご縁を、これからも大切に

横浜市旭区・建設業 伊豫田様(常務取締役)
写真に写っているのは、私が長年お世話になっている横浜市旭区の建設会社の方々です。右側にいらっしゃるのが、常務取締役の伊豫田様。私にとって、とても大切なご縁のあるお客様です。
この会社は、社員数が10名ほどのアットホームな建設会社です。地域に根ざし、堅実な仕事ぶりで信頼を集めていらっしゃいます。初めて出会ったのは、私がまだ社労士事務所で勤務していた頃。8年ほど前のことです。担当として、労務相談や給与計算、社会保険や労働保険の手続きなどをお手伝いしていました。
伊豫田様ご自身とはもちろん、総務を担当されている奥様とも、日々のやり取りを通じて、自然と信頼関係が深まっていきました。仕事の話だけでなく、ちょっとした雑談を交えることもあり、いつも温かく迎えていただけることが何よりうれしかったのを覚えています。
その後、私が独立を機に社労士事務所を離れることになり、担当も別の方へと引き継がれました。一度は手を離れた関係でしたが、時が流れたある日、思いがけないご連絡をいただいたのです。
「やっぱり石井さんにお願いしたい。」
この一言に、胸がじーんと熱くなりました。
実は、引き継ぎ後の対応に少しご不満を感じていたとのこと。「何かあったら相談したい」と思ったとき、ふと私のことを思い出してくださったそうです。そして2024年9月、再びご依頼をいただき、改めて顧問としてお手伝いさせていただくことになりました。
この再会が本当にうれしくて…。正直、涙が出るほど感動しました。
会社にとって、労務や手続きは表立った「成果」が見えにくい分、ちょっとした対応の差が安心感や信頼に大きく影響します。だからこそ、私自身も「この会社の力になりたい」「また信頼してもらえたことに応えたい」という思いで、心を込めてサポートさせていただいています。
具体的には、伊豫田様の奥様との日常的な労務相談、給与計算に関するご質問、育児休業の手続きなど、幅広く対応しています。ときには、会社の今後の成長を見据えて、活用できそうな助成金のご提案もしています。
会社も、年々規模を拡大しながら着実に成長されています。今後は社内研修の導入なども視野に入れているとのことで、「働く人が安心して長く働ける職場づくり」を一緒に進めていくことが、これからの私の役割だと思っています。
社労士という仕事は、一見すると「制度の説明をして、書類を作る仕事」に見えるかもしれません。でも、本当に大事なのはその先にある「人の気持ち」や「会社の未来」に寄り添うことだと思っています。
たとえば、社員の育児や介護、働き方の変化に合わせた制度整備。助成金を活用して、少しでも会社の負担を減らしながら前に進める方法を提案すること。そうした“会社の右腕”のような存在として、いつでも相談できる安心感をお届けしたいと思っています。
私のことを思い出して、再び連絡をくださった伊豫田様と、その奥様には、言葉では言い表せないほど感謝しています。
ご縁を大切にするというのは、口で言うほど簡単ではありません。でも、お客様が困っているとき、迷っているときに「そうだ、石井さんに聞いてみよう」と思ってもらえる存在であること。その信頼を一つずつ積み重ねていくことが、私の目指す仕事のかたちです。
これからも、この会社とともに歩み続け、悩みや課題を一緒に乗り越えていきたいと思います。そして、どんな小さなことでも「石井さん、ちょっと聞いていい?」と言ってもらえるような、そんな距離感を大切にしていきたいです。
このような機会をいただけたことに、心から感謝いたします。