各論点から見る、40年ぶり労基法大改正の行方

労働基準法の約40年ぶりとなる大改正は、多様な働き方の推進と労働者の健康確保を両立させるため、実務に直結する極めて具体的な見直しが進められています。

今回の改正案における主要な5つの論点と、それぞれの目的・企業への影響を一覧にまとめました。

残業月40h→月12hに削減
業務フローの見直しで入社半年の離職ゼロ

労基法改正案の主要5項目とポイント

項目具体的な内容導入の主な目的
連続勤務の禁止現行の「4週4日」の例外に限らず、14日以上の連続勤務を法律で禁止(最長13日)。休日なしの過酷な連勤による過労死や健康障害を未然に防ぐ。
勤務間インターバルの義務化終業から翌日の始業までに、原則11時間の休息時間を空けることを義務化。睡眠時間の確保を徹底し、翌日への疲労蓄積をリセットさせる。
法定休日の特定・明記あいまいになりがちだった週1日の「法定休日」を、曜日などで事前に特定させる。休日労働手当(割増率35%以上)の対象日を明確にし、トラブルを防ぐ。
有給休暇の賃金計算一本化有休取得時の賃金計算を、手取りが減りにくい「通常の賃金」へ原則として一本化。平均賃金計算による減額をなくし、労働者がためらわずに有休を取れるようにする。
つながらない権利の指針策定勤務時間外のメールや電話の対応拒否・連絡抑止に関するガイドライン(指針)を策定。スマホの普及による「隠れ残業」や、私生活の時間への浸食を防ぐ。

今後のスケジュールと企業の課題

当初予定されていた国会提出の時期は2027年以降へずれ込む見通しですが、就業規則の改定や勤怠管理システムの改修、さらには人員配置の見直しなど、企業側が準備すべき事項は多岐にわたります。法律が施行されてから慌てないよう、今から自社の働き方の総点検を進めることが求められます。

\評価制度の整備が含まれる/

中小企業に必要な人事改革

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